メディビックグループ CYP2D6遺伝子検査の技術開発に関するお知らせ

平成 24 年 1 月 25 日
各 位
会 社 名 株式会社メディビックグループ
代表者名 代表取締役社長 橋本 康弘
(コード番号 2369:東証マザーズ)
問合せ先 執行役員管理本部長 門井 豊
(Tel: 03-6415-4031)
CYP2D6遺伝子検査の技術開発に関するお知らせ
~ 遺伝子情報に基づいたテーラーメイド医療の実践 ~
この度、当社子会社のメディビックは、シトクロムP450(CYP)※1の薬物代謝作用の検査に関し、独自の検査手法を開発しましたので、ここにお知らせいたします。

CYPの中でも非常に重要な酵素の一つにCYP2D6があります。CYP2D6は、中枢神経系や循環器系治療の多くの薬の代謝に関わっている一方、遺伝子そのものの欠損や機能の欠損も数多く報告されており、遺伝子の構造が特殊で、また、非常に類似した遺伝子が他に存在するなどから、正確な解析は容易ではないと考えられていました。
メディビックは、このCYP2D6について独自にその問題点を調査・分析し、その構造を独自で解析する手法を開発いたしました。
「CYP2D6遺伝子検査」は、遺伝子自体の欠損および機能欠損を調べるもので、それ
らの欠損のタイプを判定します。それらの欠損のタイプによっては、CYP2D6が全く機能しない場合があり、CYP2D6のみでしか代謝されない薬は、体内でほとんど代謝されないため、薬の本来の役目が果たせないばかりか、場合によっては副作用のリスクが高くなります※2。そのため、「CYP2D6遺伝子検査」の結果に応じた薬の選択は非常に重要と考えられ、臨床現場での活用が大いに期待されるところです。
この「CYP2D6遺伝子検査」サービスの開発は、当社の経営理念である「個に適したテーラーメイド医療」の実現に大きく寄与するものであり、今後、メディビックは、CYP2D6遺伝子検査技術を基に、医療機関とのアライアンスを強化してまいります。

本技術開発の平成 24 年 12 月期の当社連結業績に与える影響につきましては、本年 2 月に公表予定の平成 24 年 12 月期の連結業績予想(平成 24 年 1 月 1 日~平成 24 年 12 月 31 日)に含めます。

※1 CYPは、肝臓で働く酵素の一種で、薬を代謝する酵素のうち極めて重要なものです。CYPは薬の代謝に関わっているものだけでも 20 種類以上が報告されています。いずれのCYPも外来の物質や生体内の物質の代謝に重要な役割を担っています。薬の代謝との関連においては、CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4などが非常に重要といわれており、薬の大半は、これらのCYPによって代謝されています。それらCYPの薬物代謝能力には個人差があり、その差が薬の効き方や副作用に影響を与えます。その個人差を遺伝子レベルで解析するのが、メディビックにて現在提供している「おくすり体質検査」で、この検査によって、薬の効き方や副作用を予測できれば、安全で有効な治療が可能となります。

※2 学術的には多くの議論を残すものの、国内外の複数の研究グループより、CYP2D6の欠損と乳がんの治療効果の低下(タモキシフェンとの関連)が報告されています。
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
㈱メディビック メディカルテクノロジー事業部 古田、常石
Tel: 078-306-1836 FAX 078-306-1837

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